私を看取らなかったあなたたちへ
お久しぶりです。ooizuchanです。
両親が離婚するまでは父方祖父母宅の横に建てた家に住んでいました。庭には私より3歳年下の雑種犬が居ました。どこかからか貰ってきたらしいです。お手もお座りも出来ない、ただ庭に繋がれているだけの犬でした。
父方祖父母は生き物を育てる才能や倫理、常識に欠けておりその犬はフィラリアになって死にました。平成に飼い犬がフィラリアで死ぬなんてネグレクトか虐待ですって言ってるようなもんです。8年だけしか私と居なかった。
今なら余裕で何らかの診断が降りてるであろう祖母は見事な田舎の男尊女卑思考を持った女性で、私の不登校とコンボを発生させ見事家庭がぶっ壊れ別居へ。
私のワガママでハムスターを迎えました。どうにかして生き物が4つ居る家を保ちたかった。
元々心臓が悪かったらしく、ある日起きたら動かなくなってた。1年も一緒に居てくれなかった。
保護犬を迎えました。当時推定5歳。フィラリア陽性で骨格が悪くて愛着障害。
家の中で犬と暮らせて幸せでした。妹みたいで楽しかった。ある日突然具合が悪くなって、病院に連れていったら心臓に水が溜まってて、やんわりと治療はもう、と言われた。それから1週間経った朝、もう起きてこなかった。6年くらいしか私の妹じゃなかった。
結局私の脳は歪だしアニマルセラピーとやらが効いたわけではない。
言葉の通じない彼らを紐やケージや部屋に閉じ込めて、ただいまと言うエゴが大好きだった。
私を看取らなかったあなたたちが今どうしてるかなんて知らないしどの宗教を信じてもあの時のあの姿のまま目の前に現れることは無い。
生まれ変わるな、私以外をお姉ちゃんと呼ぶな
骨になったあの子たちに執着を続ける私は今年23歳になる。人生の半分以上をメンヘラとして過ごしました。結婚とか出産とかマジでキモいからやりたくないけど、きっとまた小さな生き物に自分をお姉ちゃんと呼ばせ、私を看取ってくれることは無くて、こうやって苦しむんでしょうね。今もあの子たちの面影を求めている。